Togetterにまとめるレベルでもないので、流れていく前に備忘録的にここにまとめておく。
あとでちゃんとキーボードで弾いて確認したい。
もう五月なんだけど、ボサノバの名曲『三月の雨(水)』について。トム(カルロス)・ジョビンとエリス・レジーナで有名なこの曲なんですが、僕は生まれた瞬間から梅雨のシーズンのお供にしている曲です。猫がいる、倉吉のような静かな街で小雨の中、傘をさして歩くのに向いている。
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
それで、この曲の何がいいかっていうとコード進行。この色彩が滲むような半音進行。今でこそロックでも使われている進行ですが、最初に知った時は衝撃でしたね。トニック7thから始まるんですが、浮遊感が半端ないです。
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
B♭/A♭からスタートしてGm7→E♭m△7/Gb→B♭69/Fとベースが半音ずつ降りて行ってます。さらにその先もE7(9)→E♭m6と下降を繰り返して、9小節目でようやくトニックであるB♭に辿り着くと思いきやすぐにツーファイブして、Cadd9/Eというなんともいえない所に着地。
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
で、相当きもちんよかコードだったので大学の時に部室のピアノで延々と弾いていたところ先輩から次のすばらしい指南を受けました。
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
メジャー7thコードいうんは、その半音下のマイナー7thコードとセンチメンタルな関係なんや。んでなこのマイナー7thはさらにその半音のメジャー7thとも裏でデキとる。危険な恋やな。ええか、世の中の色恋ってもんはメジャー7thコードとマイナー7thコードの半音下降の繰り返しなんや!
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
F△7→Em7→E♭△7→Dm7→D♭△7→Cm7→B△7→B♭m7→A△7→A♭m7→G△7→F#m7→F△7 いつの間にか転調していつの間にか戻ってくる不思議。このメジャー7thとマイナー7thの半音同士の関係性は色々応用できるので、是非使ってみて下さい。
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
ちなみに同じベース半音下降でもG/F→C/E→F/E♭→B♭/D……こうすると途端にクラシックっぽくなる。このコードのパターンは、分子(コード部分)が4度進行、分母(ベース部分)が半音下降の繰り返し数列とおぼえると良いです。理論的にはドミナントモーションの繰り返しかな。
— TOMOSUKE (@_TOMOSUKE_) 2016年5月6日
コード進行ちゃんと勉強したいッ