2018年新春西日本旅行3日目

3日目概要

鳥取→智頭→津山→新見→備後落合→八次→府中→福山→広島→新井口→広島
天気:くもり。たまにぱらつく程度

3日目(2018-01-07 Su.)

今日と明日は中国地方の陰陽連絡線を乗りつぶす。今年の4月1日付けで廃線になる三江線は無視することにした。なぜなら天邪鬼なので、廃線が決まると行きたくなくなるのだ。そもそもツアー客のせいで地元民を積み残すとか積み残さないとか、不穏な話が聞こえてくる中で計画に組み込みにくい。全線乗り継げるダイヤグラムも不便なところしかないので、どうしようもなかった。江津駅そばにはスーパーホテルが営業していたので、ここを拠点にして乗りとおすのはアリだったかもしれん。

鳥取駅のセブンイレブンに売ってた「すなば珈琲」監修の飲み物。
f:id:lmtak:20180123205216j:plain

まずは鳥取駅から智頭駅へ。鳥取駅での発車時間になっても列車が出発しない。車掌アナウンスによると線路への落下物拾得とのことだ。スマートフォンを落とした高校生でもいたのだろうか。最終的に6分遅れで鳥取駅を出発した。この後、智頭駅では5分の接続で津山駅行きに接続しているのだが、回復運転をしてくれるか、あるいは接続保証をしてもらえないとこの先の乗り継ぎがすべて破綻する。
次の駅で2分回復し、その次の駅でさらに3分回復した。結果的には郡家駅で対向列車との行き違いがあり、ここで定刻運行になっていた。

智頭駅ではキハ120の1両編成に乗り換え。山間部を進んでいくため、白一色の雪景色になっていた。
津山駅に到着。次の新見駅行きまで40分ほど時間がある。B級グルメであるホルモンうどんが食べられる店があれば頼んでも良かったが、朝9時台から開いている店は駅周辺になかった。
駅徒歩10分のところに、津山駅構内の転車台をベースにした展示施設があった。気づいた時点で、次列車発車20分前だったので行くことはできなかったが、1時間以上の待ち時間があれば徒歩往復してもよかったかもしれない。

津山駅はB'z推し。
f:id:lmtak:20180201214644j:plain

新見駅行きもキハ120の1両編成。乗客が25~30人近くにのぼり、そろそろ立ち客も出てくる程度の混雑率。さすが三連休の2日目だ。これくらい混んでくると、ロングシートに座って反対側の窓が曇っており、車窓を眺めることも容易ではなくなってきた。

新見駅に到着。次の備後落合駅行きまで90分ほど時間がある。ちょうど昼食時でもあるので、駅周辺を散策しつつ昼食を摂れる場所を探そう。駅そばには喫茶店、大衆食堂、駅弁製造所が1店ずつあった。川を越えて左手にパン屋があり、さらに進むと車通りが多めの国道に出た。国道沿いにはいくつか店が見受けられるので、右に曲がって左手にある中華そばの店に入ることにした。地元ナンバーの車が駐車場を占めていて、ちょうど地元民とおぼしき客が入店しようとしていたこともある。
メニューを見ると、ふつうの中華そばだけでなく、たこ焼きラーメン・鯛焼きラーメン(餡抜き)・じゃこカツラーメンなどが列挙されており、味の想像が付きにくい「じゃこカツラーメン」を頼んだ。
f:id:lmtak:20180123205210j:plain
中華そば自体はあっさりした味付けで良かった。じゃこカツは魚の擂り身をトンカツやハムカツのように揚げたもので、時間が経つと中華そばのスープを吸って衣がふやけてきたりする。個人的なイメージとしては、徳島のフィッシュカツからカレー粉を除いて、塩辛さが少ない状態。
道路向かいのショッピングセンターで、非常食としての菓子パンと、時間つぶし用のパズル雑誌とフリクションボールを買う。店内の喫茶店のサンプルに「えびめし」というものがあった。エビピラフがそばめしのような色づけになっているようだった。先にこちらを見つけていたら試していたかもしれない。

新見駅に戻って、備後落合駅行きの入線を待つ。待ち客は30人を超えてきており、かなりの車内混雑が予想される。入線してきた列車はキハ120の1両編成だ。今日ずっとキハ120の単コロだな。ロングシート部でもいいから座れれば御の字だ。

芸備線を順調に進み、80分で備後落合駅に到着した。向かいのホームには三次駅から来たキハ120の1両編成が折り返し待ちをしている。乗り換えて空き席に荷物を置いて座席を確保したら、駅構内と駅前を散策しよう。
f:id:lmtak:20180201214840j:plain
備後落合駅は14時30分頃に新見駅方面・三次駅方面・宍道駅方面からそれぞれ列車が到着し、客が乗り換えたらそれぞれの方向に折り返していく、まさに「落ち合う」駅なのだ、という話を木次線のホームでボランティアの方が話をしていた。駅名は地名由来ではなく、列車の運行形態が元になったのだという。
f:id:lmtak:20180201214756j:plain
三次駅行きの列車は備後落合駅を定刻に出発し、山間部をひたすら走っていく。向かいに座ってた旅行者が地図片手に乗車しており、いま実際に走っている地点を確認する手段としてはアナログながら確実なのだと思った。この山間部は3G/4Gの電波が到達しない場所もあるためだ。スマートフォンに入れたいろんなゲームアプリも都度センターサーバーと通信し、通信ができなければゲーム中断しタイトルに戻るといった挙動をするわけで、このような電波状況ではろくに遊べやしない。3DS/PSVitaなどのゲーム専用機はこういうときに地の利があるな。

この後は塩町駅から福塩線方面に乗り継いでいくのだが、塩町駅での接続時間が1時間近くあること、乗る予定の列車は三次駅で乗り継げることから、塩町駅で下車せずにそのまま乗り続ける。そして三次駅の1つ手前の八次駅で下車することにする。駅から徒歩数分の場所にゲームセンターがあり、少し立ち寄っていこうという目論見だ。備後落合駅から三次駅まで乗り通した旅行者はその後どうするのだろうか。快速みよしライナーで広島駅方面まで行くのか、あるいは三次駅で三江線の夕方便に乗り継いで江津駅まで乗り継ぐのか、どちらだろう。

八次駅では徒歩数分でビートル2というゲームセンターに到着。次の列車まで少しだけ遊んでから八次駅に戻る。待ち時間を持て余して、駅構内の空き缶空きペットボトルを駅前自動販売機のゴミ捨て場に捨ててみたり、たばこの吸い殻を集めてまとめてみたり。
八次駅から府中駅行きに乗り込んだのは4名。このうち地元民とおぼしき乗客は2名。府中駅に到着する頃には日も落ちていた。

府中駅で乗り換える福山駅行きは、20分程度の接続時間だったため、駅前を少し歩きコンビニで食料を確保する。府中駅に戻ってきて、103系4両編成に乗りこむ。座面下のヒーターが熱かった。
まだ白ポストとかあるんだ。
f:id:lmtak:20180201214931j:plain

福山駅岩国駅行きに乗り換えて、広島駅まで2時間弱の移動だ。乗車時間が長めなので新幹線利用も考えたが、3分接続の先発新幹線には乗車券と特急券を買うことも考えると現実的ではないし、次発新幹線に乗ってもそれほど時間短縮効果/費用対効果が望めなかったのだ。115系サンライナー編成っぽいけど、窓枠からの冷気がけっこうあって、さっきの103系のヒーターの熱気がこっちにくればとも思ったが、115系転換クロスシート車と103系ロングシート車の違いもあるかもしれない。

21時半前に広島駅に到着。ちょっとした確認事項のために、新井口駅近くのゲームセンターに行こうとして、駅徒歩数分のビジネスホテルにチェックインしてすぐ戻って15分後の次発に乗り込む。アルティランドで確認したい疑問が解決したところで、22時40分の広島駅方面行きに乗って戻ってくる。