2018年新春西日本旅行5日目

5日目概要

出雲市→益田→東萩→長門市→小串→幡生→宇部新川→宇部→小野田→雀田→長門本山→雀田→新山口宇部新川
天気:曇り時々雨または雪、風強し

5日目(2018-01-09 Tu.)

世間は三連休も終わって平日だ。小学校・中学校・高校は今日が3学期の始業式というところも多いのかもしれない。
今日は山陰本線をひたすら西進する日だ。山口線に接続する益田駅までは乗車経験があるので、そこから西が新規区間である。

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まずは出雲市駅を5時53分に出発する普通列車の初電で益田駅まで乗っていく3時間20分の移動だ。出雲市駅構内のコンビニで朝食を仕入れようとしたら、どうも6時開店とかで今日の初手を失敗した。たまたま千円札や小銭も持ち合わせておらず、途中駅の長時間停車でパンの自動販売機も使えない始末である。外を吹く風は強めで、たまに見える日本海の海岸線も白波が立つくらいの荒れっぷりだ。益田駅には定刻で到着。

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益田駅での乗り換え時間の間に、駅最寄りのコンビニで朝食や軽食、時間つぶしのクロスワードパズル雑誌などを買い込んで一万円札を崩しておく。
益田駅を出発した東萩駅行きは、次駅である戸田小浜駅へ進んでいく。どれくらいの速度が適正なのかはよくわからないが、戸田小浜駅に到着した時点で15分遅れである。これ強風徐行を余儀なくされているやんけ。
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ガードレールが黄色いと山口県という感じがするよ。

あわててJR西日本の運行状況サイトを眺めてみると、強風のため10~120分の遅れで運転中とある。定刻運行なら途中駅で行き違いするであろう列車は、もちろん遅延して来ていないため、徐行しながらも進んでいく。
ほかの地域の運行状況を見てみると、昨日乗車した木次線が、強風のため線路に倒竹の恐れがあるということで一部区間運休(バス代行輸送)が決まったという記述があった。幸運にも難を逃れた形になった。

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最終的に東萩駅には30分近くの遅延をもって到着したが、どうせ次に乗り継ぐ列車は2時間後なので大きな影響はない。もし定刻に到着できていたら、駅前から秋吉台方面のバスが出ており、ギリギリ往復できるだけの時間はあった。列車が遅れたので乗ることはできなかった。

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東萩駅前のゲームセンターは、普段は平日15時開店なのだが、今日は冬休み期間扱いで休日同様に12時開店となるということで、ちょうど寄り道できる列車を選んだのだ。とはいえ、開店まで1時間弱あるので、市街地方面に出て昼食を摂ろう。いつもどおりショッピングセンターで総菜を買い、イートインコーナーで食べる。周りはおじいさんおばあさんばかりである。駅まで戻ってきて、ゲームセンターで次の列車の発車時間まで遊ぶ。

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東萩駅長門市駅行きの列車に乗る。車内には高校生が10数名乗った状態で入線してきた。この列車は東萩駅始発のはずだったが、どうやら木与駅東萩駅止まりの臨時列車(8569D)が、そのままこの列車になる運用のようだ。
ロングシートの向かいに座っている青年は、一本前の列車でも見かけた青年だ。どこまでルートが一緒になるだろうかと考えていたが、長門市駅美祢線経由の厚狭駅行きに乗り換えていた。午前中に強風のため遅れていたダイヤは、この時間には風が弱まってきたことと、過密ではないダイヤグラムが遅れを波及させなかったことが奏功してか、定刻で長門市駅に着いた。

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長門市駅からは、本来なら接続時間が70分ほどある15時台の列車に乗り継ぐ予定だった。長門市駅到着時の車掌アナウンスは、14時台の臨時列車が今日は運行することを告げており、1本早い列車で乗り継いでいくと、小野田線本山支線の終電に間に合うことが分かった。このため、今日と明日の旅程を大幅に変更して一気に乗りつぶしをすることにした。
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長門市駅から乗った小串駅行きは1両編成だったが、小串駅で乗り換えた下関駅行きは2両編成だった。運転区間を区切ったこのような列車編成は、乗る側としては乗り換えの手間がある。乗車密度を考えずに空気を運ぶくらいなら両数を減じ、走行距離に応じた全検までの期間を長くすることにより経費を減らすのが目的なのだとようやく気づく旅であった。

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幡生駅山陰本線から山陽本線に乗り換える。次に来た山陽本線宇部線直通の宇部新川駅行きでちょうどいい。山陰本線は1時間に1本などの運行密度だが、山陽本線は1時間に3~4本という運行密度で、旅客需要に大幅な違いがあるのを肌身で感じる。

宇部新川駅に到着し、徒歩5分程度のホテルにチェックインする。背負っている荷物を減らして駅に戻り、宇部線小野田線乗りつぶしを開始するのだ。
この時間の宇部線は高校生が多く、立ち客もけっこういた。宇部駅から小野田駅まで1区間だけ乗り、小野田線に乗り換える。乗客はそこそこの人数で、立ち客はまばらだ。

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雀田駅で下車した客は数名で、本山支線には乗客が6名だった。地元民が3名、旅行者が3名といったところだ。
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雀田駅長とは。

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長門本山駅で下車。駅前にはバス停があり、小野田駅方面に1時間に1本程度の設定があるので、鉄道の利用頻度は高くないのだろう。折り返し列車の出発まで20分あるので、隣の浜河内駅まで800mほど歩き、そこから列車に乗って宇部新川駅方面に戻ることにした。
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あとは宇部線を東に進み、新山口駅へ。山陽本線経由で戻るか、宇部線で戻るかを検討したが、宇部線経由の方が早く戻れることが判明し、つまらないことだがそのまま戻ることにした。