フェリー経由帰省3日目

3日目 (2018-01-17 We.)


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市内の三内丸山遺跡のそばにある青森県立美術館に行く。目的は特別展の「蒼樹うめ展in青森」だ。かつて東京の上野で開催されたときは大混雑で、土曜日に2時間待ちしてようやく入ったはいいがゆっくり見られなかった記憶があるよ。
界隈では「ひだまりスケッチ」や「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラデザなどで知られているが、一般の多数層には浸透していないだろうということで、当初一人で向かおうとしていた。しかし実家の親に県立美術館の話をしたところ「あおきうめでしょ」と予想外の答えが返ってきた。なぜ知っている?
今回、地元のTV放送局である「青森放送(RAB)」と東京の新聞社との共催で開催された「蒼樹うめ展」なので、テレビの露出がすごいといことだった。RAB本社にQBのラッピング広告をしてみたり、開催前日の夕方情報番組に蒼樹うめ本人を出演させたり、1日何回か放送される5分枠の天気予報に毎日のように「蒼樹うめ展開催中」のテロップを出したり、ふつうにTVCM枠で何度も何度も流れたのだそうだ。そりゃ刷り込まれるわけだ(実際に行くとは限らないだろうが)。耳から聞いているため、「あおきうめ」という名前は理解しているが、漢字を含めた書き方はよく分からなかったということだろう。
入場料は、常設展示部分が510円、特別展示(蒼樹うめ展)が1,300円。

おいしいものは後にするとして、まずは常設展から見ていくことにしましょう。入り口にはシャガールのバレエ「アレコ」舞台背景画3点(全4点)がまず飾られている。調べてみると「平成6年に取得」とあるので買ったのだろう。あとは県人の作品を主に据えており、木工版画家である棟方志考、現代画家の奈良美智あたりは知っていた。

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次は特別展示の蒼樹うめ展を見ていく。東京上野開催時には混みすぎて借りられなかった音声解説(阿澄佳奈悠木碧蒼樹うめの3人)の端末も借りて聞くことにする。音声のボリュームが大きくて、少し耳から離しながら聞いていると、周りの鑑賞者にも聞こえてしまうという構造的欠陥がある。イヤホン端末があったかどうかは確認しなかった。序盤の解説トラックが割と長めでかつ聴取ポイントも近くにまとまっているので、序盤聞きながら進むと序盤に滞留しがちになる。上野の序盤の混雑もこれが原因なのではないかと数年越しに理解した。解説トラックは、いわゆるアニラジやWebラジオ的な感覚で聞くことができて、いいものだった。

撮影していいゾーンの写真を撮りまくる。

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東京上野開催時との違いは、その時「以降」の作品が最後のコーナーにまとめて展示されていることだ。毎年ゴールデンウィークに開催されている絵師100人展の6回7回作品や、マギアレコードの提供画などが追加されている。
あと、最後の物販コーナーでは、地方開催ごとに新しく作られるグッズがある。大阪ではたこ焼きモチーフ、新潟では稲・米モチーフ、青森ではりんごモチーフで、ミニ複製色紙とミニタオルがあったはず。りんごと佐倉杏子の相性は強いので、一筆箋が杏子イラストだったのだな。新潟と大阪は誰かをフィーチャーしたのだろうか?
そんな平日の美術館は空いてて静かでいい環境だった。