システムアーキテクト試験(IPA)を受けた

 毎年10月第三日曜日は、秋の情報処理技術者試験の日ということで、今年はシステムアーキテクト(SA)試験を受験してきた。4月にプロジェクトマネージャ(PA)試験に合格したので、午前I試験免除申請が使える。いままであまり午前I試験免除を適用させたことが無かったのだが、物は試しに適用させてみた。

lmtak.hateblo.jp

 午前IIの試験は10:50から。かたや午前Iの試験は10:20に終わるため、10:25到着くらいで移動すれば良いだろう。今回は試験会場最寄り駅から徒歩15分程度で、小雨降る中を移動。昼食を食べに駅前まで戻る時間が無さそうなので、昼食はキッチン・オリジンのおにぎりを2つ。午後II試験前のおやつに、セブンイレブンの羊羹を1つ買って向かうことに。羊羹を休憩時間に食べると、糖分が脳に何かしらの良い影響を与えるのでは無かろうかという浅い考えである。効果があるかどうかは不明。気休めともいう。

 過去問は以下のサイトにPDFで公開されている。今回の秋季試験の問題も公開済みである。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2017、平成29年)

午前II試験

 いきなり1問目から分からないのだがどうしてくれよう。えいやと解いてしまえ。その先は分かる問題もあり、過去問と同じ問題もあり、ざっと解ききった。

自己回答: エウアウイ アウイアウ ウアイイウ エエイウエ アアウウア

 択一式問題は、試験終了後すぐに解答例が公開される(当日の18時以降のはず)

 解答例: エウアウイ アウイアウ ウアイイウ エエイウエ アアウアエ

 思った以上にできていた。25問中23問正解とは、我ながらなかなか上手くいったものだ。

午後I試験

 午後I試験は4問中2問を選択して回答する。今回は問1(生命保険会社のシステム構築、マイナンバー)と問3(中核市に勤怠管理と例月給与計算支給を行うソフトウェアパッケージ導入)を選択した。記述式の問題は、模範解答が2ヶ月後の12/15に発表される。合格発表はその翌週である。

 以下、回答した内容を転記しておく。あとで見返すかもしれない。

午後I 問1

設問1 マイナンバー申告書を印刷するかしないかを契約管理システムで判断するため (40字)
設問2 マイナンバーを記載した訂正支払調書を再提出するため (25字)
設問3(1) 契約者マイナンバーまたは受取人マイナンバーの値が空白であること (32字)
   (2) ステータス: 不備対応中
     理由: マイナンバー管理部が顧客に連絡し対応しており、二重での督促を避けるため (35字)
設問4(1) 機能: 支払調書提出機能
     理由: マイナンバーは最後に支払調書を提出してから7年間保持する必要があるため (35字)
   (2) 顧客からマイナンバーが変更になった旨の連絡を受けたら即時削除するため (35字)

午後I 問3

設問1(1) 全国の地方自治体に共通する制度改正に標準保守の範囲で対応でき保守費用が削減できる (40字)
   (2) 7,9,11
設問2(1) 各課の庶務担当者が前月の出勤簿の記録を手動で入力、確定する作業 (31字)
   (2) ほとんどの職員が8時30~45分の間に出勤するため (25時)
設問3(1) 一部の部署ではPCが支給されていない職員が電子給与支給明細書を閲覧できないため (39字)
   (2) 手当は月額で例月給与に含めて支給する (19字)
   (3) 状況: 職員における世帯の区分が変更されたり、支給対象地域をまたぐ異動などが生じた場合 (40字)
     機能: 例月給与から返納額を控除する (14字)

 合格点は余裕で越えてるだろうと勝手に思っている。

午後II

 論述式の試験である。3問中1問を選択する。ただし1問はエンベデッド向けの試験内容になっているため、残りの2問から選ぶことになる。今回は問1を選択。非機能要件についてどのように検討したかをプロセスを明らかにして記述し、その内容を意思決定者向けにどのような工夫を交えて説明したか、を120分間に3,200字程度で記述する。

 時間内に文字数を書き上げることは出来た。しかし記述した内容に手応えが無く、今秋の試験は午後IIでB判定くらいが関の山だろう。今後は情報処理技術者試験に受かることのインセンティブが無くなる予定なので、今秋の試験に不合格ならば来年以降は受験しない見通しである。

 もしうっかり受かってしまったら、今度は別の試験を受ける……かもしれない。システム監査とかやったことないけど……。