四国再訪問(後編)

2日目。

香川

四国健康村から朝5時過ぎに出発。まずは高松駅に午前7時までに到着する必要があるので、宇多津駅に6時過ぎにいると間に合うな。

国道沿いにある24時間営業の吉野家で朝食にする。いまどきの店というかロードサイドなのが影響しているのか、カウンターの席ごとにスマートフォン充電用のUSB端子が用意されていた。時間も時間だし夜明かしするつもりでテーブルに突っ伏して寝ている客もいた。


香川県の道路には、光らないけど黄色く丸い標識がいろんなところにある。

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宇多津駅に到着して各駅停車を待つ。特に通過待ちなどをせずに最短時間で高松駅に到着できる列車だ。

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普通列車にはドア横に開閉ボタンが設置されている。ボタン部はアクリルで凹凸があり、開には「<>」、閉には「><」が分かるようになっている。細かいがいい仕事だ。

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高松駅では乗りたい特急列車の発車まですこし時間があったので、駅のコンビニ(7-11)内の四国おみやげコーナーを眺めていた。琴平の灸まんや愛媛松山のタルトや坊ちゃん団子なども置かれており、ここに来るだけで四国4県の土産物が調達できそうでいい場所だ。

特急に乗って徳島駅へ。ここを鉄路で移動するか高速バスで移動するかの選択肢があったが、今回はうまくダイヤがつながったので鉄路にした。高速バスの価格設定に無理はないのだろうか?

車窓から見た香川の生協にはパックマンがいる。

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徳島駅からはカーシェアの車で「ラウンドワン徳島・万代店」へ。慣れるまでは川を越える橋が終わったすぐの交差点で左折するのに躊躇して、1本先の通りまで行ってしまってから左折して元のルートに戻るということをやっていた。カーナビの交差点までnnメートルと目視との体感にズレがあった時代の話。

マナーアップキャンペーン向けのキャラクター「マナちゃん」と「アップくん」。

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徳島駅に戻ってきて、朝からやってるうどん屋があったので朝食(2)にする。徳島市で食べる「さぬきうどん」のようなうどんは、果たして「さぬきうどん」なのだろうか。たぶん違うな。

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ここからは南海フェリー和歌山県に渡るべく、バスで移動。徳島市を走るバスは、「徳島バス」と「徳島市営バス」があって、何が違うのか余所者には分かりにくいことこの上ない。徳島駅の停留所群も「徳島バス」路線のものと「徳島市営バス」路線のものがそれぞれ島になって分かれており、目的の南海フェリー方面のバス停がどれか探すのにちょっとだけ苦労した。
市内の路線は距離制運賃ではなく、1乗車220円の定額制だったのは良かった。運行頻度も20分に1本(平日)や30分に1本(土休日)のような等間隔に設定されているのも良い。フェリー側の時間に合わせた形ではなく、あくまでフェリーの時間に間に合う程度の便を利用者が選ぶだけでよい

徳島市イメージアップキャラクター「トクシィ」。こっちも阿波踊りモチーフなんだな。

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南海フェリーは、1乗船2,000円で和歌山→徳島または徳島→和歌山を2時間の船旅ができる。さらに、南海電車の任意の駅~和歌山港駅の1乗車がセットになった「好きっぷ2000」という企画乗車券があり、これの価格設定も2,000円という。任意の駅なので、関西空港でも難波でも高野山でもいいのだ。高野山はいったん難波近くまで北上しないと高野線に乗りかえられないのだが、割引率は相当のものだ。
今回は「好きっぷ2000なんば」を手配して乗り込む。

和歌山

前回同様に、カーペット席の窓際に寝転んで仮眠を取っているうちに、和歌山港に着いた。
13時台は和歌山港駅始発の電車が2本ある。早い便は乗り換え時間が10分程度しかないので急ぎ足で移動していく。「好きっぷ2000なんば」を買っておきながら、加太線東松江駅までの乗車券を別途買って、その乗車券で入場することにした。

東松江駅から徒歩15分くらいで「ピタゴラス」に到着する。シアトリズム筐体がなかなか見つからず、店内を2周していったん店を出てもう一回入店して、ようやく見つけた。天井の照明が映り込んで遊びにくかったけどね。
また徒歩15分くらいで東松江駅に戻る。加太線は30分に1本の定間隔運行なので、ちょうど1時間で戻ってきた感じ。

東松江駅では、紀ノ川駅までの乗車券を買って入場。自動券売機のところに、「和歌山市駅で特急に乗り換えて、なんば駅方面に向かうための特急のダイヤ」が一覧表になっている。紀ノ川駅和歌山市駅が復乗になるけど、案内してるから乗車できるのだろう。
あとから調べてみると、Wikipediaの「区間外乗車」の項目に記載があることから、ソースがどこかにあるのだろう。
和歌山市駅で特急サザンに乗ってロングシートに座ったら安心して北上するだけだ。

大阪

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特急サザンで気が付けば難波駅に到着していた。「好きっぷ2000なんば」の乗車券(未入鋏)を投入したら、扉が開いてそのまま回収された。いまのところ運用上は未入鋏でも通れるし、もしかしたら内方乗車が許容されているのかもしれない。

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「ザ・めしや」ずいぶん久しぶりに見たな……
「なんなん」のどこかで軽食でも摂っていこうかと物色したけど、ピンときた店がなかった。御堂筋線に乗って新大阪駅まで移動。

新大阪駅でどこか店を探したけど、最終的には「ピッコロ」というカレー屋にした。後から調べてみたら、大阪の梅田地下街から始まって半世紀近い歴史があるようであった。

あとは新幹線に乗って東京まで戻るだけだ。停車駅が図示される案内板は見ていて楽しい。

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新大阪始発かつ臨時の「のぞみ」は指定席を確保するのが容易い。DE列はE席にだけ座っていたり、ABC列もA席またはA/C席のみ座っていたりと、二人並びで指定席が取られていることがほとんどない。これはいい。
エクスプレス予約で「e特急券」を買えば料金が自由席特急券(特定)と差額がないので気が楽だ。直前まで指定席を変更したりできるのも良い。

乗車船履歴

5210M 宇多津 06:13-06:45 高松
3003D 高松 07:05-08:14 徳島 うずしお3
徳島駅 09:45-10:02 南海フェリー
5便 徳島港 11:00-13:05 和歌山港
5804 和歌山港 13:15-13:20 和歌山市
5633 和歌山市 13:26-13:34 東松江
5640 東松江 14:14-14:22 和歌山市
0532 和歌山市 14:29-15:29 難波 サザン36
なんば 新大阪 (御堂筋線)
244A 新大阪 16:50-19:16 品川 のぞみ244

「えきから時刻表」だと私鉄などでも列車番号を埋めることができることがわかった