自戒のために書き記す。
結論
モバイルSuicaのWebページにガラケー(フィーチャーフォン)のキャリアメールアドレスでログインして、Suicaの払い戻し手続き(退会手続き)を行うと、ビューカードの紐づけが翌朝7時までに解除される。
パスワードを忘れたときは、キャリアメールに届くワンタイムパスワードを使ってパスワード再発行手続きを行うとよい。
経緯
都区外からJRの「都区内パス」を買うためにはモバイルSuicaが便利らしいので、手持ちのAndroidスマートフォンにモバイルSuicaアプリをダウンロードしてユーザー登録を行う。手持ちのSuica定期券を引き継いだりしなければ、残高0円のSuicaID番号が払い出される。
残高チャージのために手持ちのビューカードを登録しようとすると、登録に失敗する。具体的には、
入力されたクレジットカードでは設定できません。他のクレジットカードで設定してください。(MNACMSBE12016)
のように表示される。
このような現象はFAQサイトに掲載されている。 「入力されたクレジットカードでは設定できません。他のクレジットカードで設定してください。(MNACM | モバイルSuica よくあるご質問:JR東日本
1つのクレジットカードを2つ以上のモバイルSuicaに紐づけることができない。よって、手持ちのビューカードが別のモバイルSuicaに紐づいていることが原因である。
ほかのモバイルSuica
モバイルSuicaを使うのは、今年が初めてではない。docomoのフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)に搭載されているモバイルSuicaを過去に登録したことがあり、最後に使ったのが7年前(2017年)の5月だった。季節は巡り、2020年2月25日にフィーチャーフォン向けのモバイルSuicaはほとんどの機能をサービス提供終了した。オートチャージや会員情報管理などがiアプリから出来なくなるが、チャージ済みの残高を使用することや駅券売機でのチャージは引き続き使用することができる。
クレジットカードの紐づけ解除
モバイルSuicaアプリにアクセスできれば、クレジットカードの登録/削除は会員メニューから提供されているので、特に問題にならない。
今回は、docomoのフィーチャーフォン上のiアプリからSuica情報の削除ができないことが問題となった。この場合の対処法としては、フィーチャーフォン向けのモバイルSuicaに載っている「全てのSuicaを払いもどすと、退会 」できる。退会するとクレジットカード情報の紐づけが翌朝7時に解除される。
アプリにアクセスできないときは、「Webブラウザから会員サイトにログインして、払い戻し・退会の手続きを行う」とあるので、モバイルSuica会員サイト を表示する。
なお、
とあるが、明示されていないがフィーチャーフォンも含まれているため、安心して会員サイトにログインするとよい。
会員サイトへのログイン
ログインには「登録時のメールアドレス」と「パスワード」が必要だ。たいていはフィーチャーフォンのキャリアメールアドレスを登録しているはずだ。
メールアドレスが不確かなとき
ログイン画面の下のほうにある「パスワードを忘れた方はこちら(パスワード再登録)」というリンクをクリックして、思い当たるメールアドレスを入力する。せっかくなのでパスワード再登録してしまえばよい。
手順に従うと、ワンタイムパスワードがキャリアメールアドレスに届くはず。数分経っても届かない場合は、
- キャリアメールアドレスは合っているが、迷惑メール扱いになっているかもしれないので、メールボックスを確認する
- キャリアメールアドレス自体が合っていないため、別のメールアドレスで再度試す
どうしてもメールアドレスが分からない場合
オンラインチャットで(MOCAちゃんに)質問したときは、「心当たりのあるメールアドレスをお知らせいただければ、正誤判定をお答えできます」とのことだった。当方はメインのキャリアメールアドレスが正解だったため、そこまで深刻な事態には至らなかった。
オペレーターに相談するしかないのかもしれない。
メールアドレスが失効している場合
メールアドレスを復活させることができるに越したことはないが、こちらもオペレーターに相談するしかないだろう。
あるいは、10年経つとSuicaが無効になることから、それまで待てば自動的にクレジットカードの紐づけが解除されるかもしれないが、確証はない。
別のクレジットカードを用意して、そちらを登録するしかないだろう。
Suicaの払い戻し→退会
フィーチャーフォンに登録されている(すべての)Suicaを払い戻すことで、「退会」となる。
残高がある場合は払戻手数料(220円)を引いた金額が、別途指定する銀行口座に返金される。なるべく物販などで使い切ってから払戻手続きを行うのがよい。残高が220円以下の場合、払戻手数料はその残高の全額で賄われる。不足分が追加請求されるわけではない。(例えば、残高が55円の状態で払戻手続きを行うと、払戻手数料として55円差し引かれる形になるので、返金なし。)